桶谷先生の思い出

東京東ブロック  認定番号224番 柳沼 眞喜子
 研修中のある日、「先生、又、顔が横に広がってきました」と、ヒロちゃんという男の子を連れたお母さんがやって来、桶谷先生の手技を、受けられました。
手技を受けて、母乳を飲んだヒロちゃんの顔は、まん丸くなり、研修生一同、皆、ビックリ!ヒロちゃんは、乳質が落ちると、顔が横に広がってくるのだそうでした。
お母さんの観察力もさながら、桶谷先生の手技の凄さを目の当たりにし、乳質が変わることで、微妙な変化を及ぼすという「母児一体性の原理」を学びました。
しかし、24年経った今も、中々、手技は奥深く、四苦八苦しているのが現状の私です。
先生は、児に向かって、「あんたが一番、次がわしじゃ」と常々、おっしゃっていました。
そこで、未熟な手技を、補って頂くべく、「上手に飲んで貰うしかない」ので、頑張って、授乳指導に励んでいる毎日です。
又、先生は、「子供を見れば、乳がわかる、乳を見れば、子供がわかる」とおっしゃっていました。
児の正常発達について、総論の69頁から81頁迄、実に詳しく、述べておられます。
乳質が良くなると正常発達していなかった児も、徐々に正常に近づいてくるのは、皆様もご存知だと思います。
例えば、体重増加が少なく、枠から外れている児の場合、母の乳汁は、細く冷たく、甘味もなく、時には、油が浮いて塩味だったりですが、手技を続けると、暖かくなり、サラサラと甘味を増し、同時に、児の手足の指先、踵も太く大きく、髪の毛も、密集し黒々に、特に、富士額と言われる所の産毛が濃くしっかりと生えてきます。(胃経と関係?)それから,乳質が良くなって、児も上手に飲めるようになると、児の薬指の指先が、先生が述べておられるように赤くトウモロコシの様にプチプチとなります。(自律神経と関連?)
研修センターの終了式の日、先生に、「あんたを入れて、本当に良かった」と、言って貰った言葉に恥じないように、これからも、お母さんと赤ちゃんの為に、桶谷先生に少しでも近づいていけるよう、日々、研鑽していきたいと思います。

やぎぬま母乳育児相談室

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