Y.Sさんより

私の幸せおっぱいライフ

 「アッパイ、バッバーイ!」の言葉とともに、私のおっぱいの日々が終わりました。
 子どもとともに過ごした、幸せな、幸せなおっぱいの日々。我が子がおっぱいを飲む姿の愛らしさと、幸福で満たされるような何とも言えない感覚。この貴重な経験を、記憶が鮮明なうちに記しておきたいと思います。
 “幸せな~”と言っても、初めから順調だったわけではありません。第1子の長女の時は、産院で足されるミルクへの戸惑い、母乳が軌道に乗った頃の乳腺炎、繰り返す白斑、長女の体重の伸び悩み、など、初めての母乳育児に心配事の種はつきませんでした。
 そのため、里帰り先から自宅に戻った頃から、月に1回位のペースで、ことほぎ母乳相談室の露崎先生の所に通いました。先生は毎回、おっぱいのお掃除をしながら、私の話をとてもよく聴いてくださり、そしてとてもさりげなく、助言をくださいました。おっぱいの飲ませ方やトラブルを防ぐ食事、子どもの成長発達や子育て全般など、様々なことを教えて頂きました。先生の相談室に行くと、おっぱいも気持ちもすっきり軽くなって帰ってくる、その感じが心地よくて毎回楽しみに通いました。
 5ヶ月頃には、おっぱいのトラブルが減って、ゆったりとした気持ちでおっぱいの時間を過ごせるようになりました。1歳半で断乳するまで、幸せなおっぱいの日々を味わいました。
一方、第2子の長男のおっぱいで大変だったのは、生後2~3日目の夜、一晩のみでした。まだあまりおっぱいが出ず、長男は空腹と渇きで1時間と開けずに泣き、おしっこは丸一日近く出ませんでした。このまま母乳のみで大丈夫かとヒヤヒヤしましたが、その一晩が明ける頃からおっぱいが出始め、その後はよく飲みよく出て、すぐに母乳のペースが整いました。露崎先生の相談室に通いながら、とても順調なおっぱいの日々でした。
 楽しい時が経つのはいつも早いもので、おっぱいが楽しくなってからは、あっという間に断乳の時が来ました。おっぱいとのお別れが楽しくできるように、長女の時はワンワン、長男の時はアンパンマンの絵をおっぱいに描きました。
 断乳の夜、長女は大荒れ、抱っこしても手足をジタバタ動かして落としそうなほど暴れ、1時間半泣き続けて、疲れ果てて寝ました。でも翌日からはケロッとして、おっぱいはチラッと覗く程度、意外にあっさりおっぱいから離れ、抱っこすればすぐに眠りました。
 長男は、断乳の夜にはそれほど泣かず、こちらが拍子抜けしたほどでした。しかしその分もあってか、翌々日位までは寝る前にさめざめと泣いていましたし、一週間くらいはおっぱいを覗いては悲しそうにしていました。
 同じきょうだいでも、断乳の受け入れ方はずいぶん違っていましたが、共通していたのは、断乳後にぐっと成長したことです。すっかり食欲旺盛となって3食モリモリ食べ、よく遊び、夜もぐっすり眠って、生活にメリハリができました。片言で自分の気持ちを表現し、あらゆることに興味津々で、心も体も一段と元気によく動いています。断乳を乗り越えることで、一段と大きく成長したのだと、実感しています。
 長男の断乳後、もうすぐ2ヶ月になる私のおっぱいを見て、長女は「おっぱいちっちゃくなった!」と言います。すっかりしぼんだおっぱいですが、子ども二人を育てたと思うとこれも悪くありません。おっぱいでつながることを卒業した私たちは、これからは、抱っこで、手と手で、言葉と気持ちで、つながっていきたいと思っています。
 最後になりましたが、この幸せなおっぱいの日々をくれた子どもたちと、支えてくれたパパ、ばば、じじにありがとう!そして、ずっとお世話になっている露崎先生に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。