M.Sさんより

断乳に向けて

この秋、5番目の子の断乳を控えています。
今までを振り返ると、5人共、おっぱいをおいしそうにいっぱい飲んでくれ、しかも子供達と自分自身が健康で、最後までおっぱい育児が出来て、本当に良かったなぁってつくづく思うばかりです。
そして、今回、5番目の子の断乳を、中学1年生になった1番上の子が、「ぜひ見たい!」と言っているので、学校がお休みの日に兄弟皆に囲まれながらの断乳を計画しています。大好きな見慣れたおっぱいに顔が描かれているのを見たら、どんな風に反応するでしょうか?上手にバイバイ出来るのでしょうか?それとも、ビックリして泣いてしまうのでしょうか?今、こうして想像するだけで涙があふれてきてしまいます。
 そう、上の4人共、断乳の時は、あれ?いつもと違うなぁって…。不思議そうな顔をしていたことを思い出します。寝る前のひと飲みが出来なくて大泣きし、家族にかわるがわる抱っこをしてもらって、ようやく泣き疲れて眠る…。大変なのは3日間くらいで、こちらの心配をよそに、本人はケロッとしてご飯をもりもりと食べ始めるのですが…。
 断乳は、親子の素晴らしい成長の儀式です。頭では理解しているつもりですが、今回は最後だから、もう少し時期を延ばそうかなぁとも考えました。しかし、5回目だけに何よりも子供自身が自立しようとしているのがはっきりと感じられました。おっぱいをあげている時の幸福感が長ければ長い程、親の方が逆に自立し辛いかも知れませんね。でも、兄弟4人が見守る断乳、産まれた時も立ち会ってもらったのですから、きっと笑顔でバイバイ出来ると信じています。それを祈って、断乳の日まで親子共々、体調に気をつけながら最後の充実したおっぱい育児を続けていきたいです。
 思い起こせば、長女を出産した12年前、桶谷式母乳育児相談室の先生の施術を初めて受けた時のことを忘れられません。おっぱいを吸わせるという、ただそれだけのことに四苦八苦の私でしたが、先生に、「お母さんと赤ちゃんのリズムが合うのは100日くらいかかるのよ。」と教わってからは、焦らず肩の力を抜いてのんびりと構えることが出来ました。親子のリズムが合い、少し育児にも余裕が出て来てからは、私を見つめて真剣におっぱいをコクコクとおいしそうに飲んでいる姿を見ると、かわいさが更に増していったことを覚えています。
こんなこともありました。上の子がそばにいるのに下の子の授乳中に、ついうっかり、「かわいい!かわいい!」と言ってしまうことがあります。焼きもちをやかせてしまったのでは…。とハラハラしていると、やくどころか、自分達もこんな風にして飲んできたんだなぁというのが伝わるらしく、優しい気持ちになって、うれしそうに弟や妹のほっぺたに顔をくっつけてくることがあります。私にとって、最高に子供達が愛おしく幸せになる瞬間です。
 いつでもどこでも気にせずに、私は授乳します。その姿を見ている長女は、「お母さんは平気であげちゃうんだから…。」と文句を言いながらも満更でもない様子でいます。おっぱいは、赤ちゃんにとってパーフェクトなご飯です。寝かしつけることも、泣きやませることも、安心させることも出来ます。病気知らずで、今日も良く飲んでるから元気いっぱい!という感じで、育児が前向きにおおらかに出来ます。とにかく、おっぱいは万能です。ここ最近になって、おっぱいに助けられているのは、子供達よりも自分自身ということに気が付きました。何年にも渡って長くサポートして下さった先生にとても感謝しています。   

 5人子供がいる中で、4人は女の子です。娘達に子供が生まれたら、ぜひ、おっぱい育児をして欲しいので、今から「おっぱい育児は楽しいよ!」と宣伝をしています。近い将来、桶谷式母乳育児相談室に通うことになるでしょうね。その時は支える側になることを楽しみに、また、母乳育児の輪が広がることを願いつつ、この秋は、にぎやかに笑顔でおっぱいバイバイ出来そうです。