H.Tさんより

おっぱい大好きでいてくれてありがとう

 結婚して15年。夫婦2人の生活が続くと思っていた私たちでした。やれることはやってみようと始めた不妊治療の末に、体外受精で待望の赤ちゃんを授かりました。

不安と痛いおっぱい

出産した病院は母乳育児を推奨していました。けれども私自身は完全母乳育児にこだわりはなく混合栄養を考えていたため、授乳後にはミルクをあげていました。しかし、少しでもミルクを与えすぎると私のおっぱいはゴリッゴリに張りました。すると、娘は上手に飲むこともできず、空腹で泣く。泣いている娘を見て、周囲から「おっぱい足りないのよ。」と言われ、不安になりミルクを与える。そして、またゴリッゴリに張る。その繰り返しでした。慣れない育児の中で、おっぱいの痛みと、足りているのかわからない不安と、周囲からのプレッシャーに押しつぶされそうでした。
そんな不安の中で、混合栄養でいいと考えていた私の思いとは反対に、ついに娘は哺乳瓶を拒否。生後2ヵ月で母乳以外は一切受け付けなくなりました。完全母乳になっても1ヵ月に2回くらいは詰っていました。自分で搾乳したり、搾乳器で搾乳したり、授乳の体勢を変えてみたり、なんとかこの痛みから解放されたいと必死でした。冷やしても搾乳しても痛くて、おっぱいを押さえないと歩くこともできず、横になることもできない、娘を抱っこするのも辛かった。病院で助産師さんに怒られ、気が遠くなるような痛みと脂汗と涙でぼろぼろになりながらマッサージを受けても結局開通せず。娘が飲んで開通するという状況でした。

ほわっほわのおっぱい

10ヵ月になったある日、またおっぱいはゴリッゴリになってしまいました。どうにもならず病院に行きましたが、やはり開通せず。もうマッサージも無駄だなと思っていました。そんな時、友人からかまきた助産院(鎌北英里香・坂戸市)を紹介され、すがる思いで電話をしました。その日のうちに手技をしてくれました。開通さえすればこの痛みから解放されると思い、痛みを覚悟していました。しかし、なんと、痛くない。痛くないマッサージが続いた後に栓が抜け、その瞬間にスーッと体が楽になりました。なめさせてもらった母乳はすごくしょっぱかった。母乳だけしか飲まない娘に、ずっとこんなおいしくない母乳を飲ませていたのかと気づいたら、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。おっぱいは、いつ以来かわからないほどのほわっほわになりました。思わず触りたくなる柔らかさでした。さらに、ずっと続いていた背中や腕の痛みもすっきり。先生は今までの話を聞いてくれて、「そんなに辛かったのに母乳をやめようとは思わなかったのがすごい。」と言ってくれました。痛くて辛くて不安で泣きながら続けてきた母乳育児。でも母乳をやめようとは一度も思わなかった。でもそれは、硬くておいしくないおっぱいを娘が拒否せずに必死に飲んでくれたから。おっぱい大好きに育った娘と一緒に頑張って続けてきて本当に良かったと思いました。

楽しいおっぱいライフ

もっと早く先生に助けてもらえればよかった。そうすれば柔らかいおっぱいで、おいしい母乳をたくさん飲ませてあげられた。そして、こんな辛い思いもしなかったのに…と後悔が残ります。でも、今も大事な時!!1歳になり私の復職や卒乳と、母子ともに頑張らなければいけない試練が控えています。鎌北先生の力を借りながら、残り少ないおっぱいとの時間を楽しみながら大切に過ごしていきたいと思います。
柔らかいおっぱいで、おいしい母乳をたくさん飲ませてあげられなくてごめんね。それでもおっぱい大好きでいてくれてありがとう。これからおっぱいとさよならするまで、鎌北先生に助けてもらいながら楽しい時間を一緒に過ごそうね。